dark side of moon

SAの後遺症、OCDと共存しながら楽しく生きようと模索中

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今日電車の中にサラリーマン風の60歳前後の男性がいた。
調度私が乗車したとき、その人は突然異常な速さで今立っていた場所から向かい側の端の席まで移動した。
数人の乗客が驚いたように目で追っていたのだけど、私にはまだ状況が飲み込めずにいた。

すぐにその人の声が…それもかなり大きな通る声が聞こえてきた。
なにか話している。

誰と話しているのだろう。何を言ってるのだろう。
聞き取りにくかったけれど、声が荒々しかった。

気になって集中してみると
「君たち…」
「あさましい日本人…」
「一線を隔した…」
「神が…」

というような言葉が切れ切れに聞えてくる。
言葉ははっきりとしないけれど声は大きい。
車内には、少しだけ緊張感と警戒の空気が漂っている。

次の駅に停車し、私は空いた席に座ると、その男性との距離が縮まってもう少し話している言葉が良く聞えるようになった。
やはり誰に話しているのでもない。
ほとんど絶え間なく一人でしゃべり続けている。

今度は「所得が」どうのこうのと…景気の愚痴かな…と思っていたら
次にはっきりと
「神に見捨てられた男と乞食でも何でもすればいい!!」
とはき捨てるように言った。

そして、男性は次の駅で降りて行くとき斜め後ろを振りかえった。
そのとき初めてはっきりと顔が見えた。
険しい表情の中に、戸惑うような泳ぐような視線。
統合失調症だろうか…。

所得か~、みんな厳しいよなぁこの景気で…。
などと考えていたら、
突然悲しくなった。
胸が苦しくなるほどいたたまれない悲しさが襲ってきた。
涙が出そうになって、次の駅で下車し
とりあえず落ち着こうとスターバックスに入った。

椅子に座って涙をこらえていた。
深呼吸をした。
何度も繰り返した。
男性が振り向いたときの顔が、脳裏に焼きついている。
そしてずっとさっきからその目がこちらを見ている気がしていた。
私の記憶の中のその目は、どんどん深い悲しみの色に占領されて
最後に聞いたあのはき捨てるような言葉とともに
私の頭の中で何度も再上映された。

しばらく休んで
少し気持ちを落ち着けてからまた電車に乗って帰路に着いた。

今日はそんなことがあった。
凄く疲れた。
朝から暖かい春爛漫の陽気で、気持ちが不安定になっていたかもしれない。
金曜日で、少し疲れていたかもしれない。
感情のアンテナがむき出しになって少しの風でノイズが入るような感じになっていた。

疲れた。
おやすみなさい。















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