伝えた言葉の効力
今日たまたま耳にした女性の人生相談
「夫に離婚をしてほしいと言われている」
「自分はどうしたら・・」と悩んでいる。
「以前にも言われて、そして今『君が変わらないのならもう一緒にいるのは無理だよ』と」
相談を受けた心理学の専門の人(回答者)が「それで、今あなたはなにをするべき?」
とたずねたときに、その女性はこう言った。
「何か自分で熱中できることを、新しい何かをみつければいいんですよね。」
記憶がブツブツと途切れてしまう人がいる。
私の姉もそう。
私が「これは頑張ってもどうしてもがまんできないこと」
「お願いこれだけは守ってね」
そう伝えた言葉が数週間ぐらいしか効力が無い。
それがどんなに耐えて耐えて、もう無理だと思って『お願い』したことでも。
言い方伝え方をあれこれ悩んだあげく、意を決して話したことであっても。
私はこの女性の夫が、もう無理だ!と悲鳴を上げているのが見えた気がした。
回答者はこう答えた
「それがあなたなんです。前の晩、夫が『こうしてほしい』と言ったことが自分に都合が悪いことなら、翌朝にはもう無いことになってしまうんです」
「あなた子どものころに自分を押し殺し生きてきませんでしたか」
「自分にとって都合の悪いこと、不快なことは無かったことにしてしまう、そうやって生きてきましたよね」
それは現実逃避、解離・・・私にもわかる。
けど、人にはいろんな苦痛の回避の仕方があって、
子どもなりに別の人格を作ったり、関係のない誰かに八つ当たりしたり、自分を傷つけたり…、
不幸なことだけど、そんなふうにして人格が作られて大人になってしまう。
姉もそうだったのかもしれない。
そして妹であってもどうしても理解できないようなこんなに不可解な人格が出来上がってしまう。
私は姉に勇気を振り絞って言ったと思う。
「いままで頑張ったけど、どうしても
あなたの夫とこれ以上かかわることはできないんだよ。
電話の向こう側で声が聞こえただけで、
普段の話の中にその名前が出てくるだけで、
苦しくて吐き気がして、悪夢をみるようになってしまう。
やっと平穏な生活に戻しても、たったそれだけのことでまた台無しになってしまうんだよ。
だから、お願いだから「たったそれだけのこと」を守ってね。助けてね。」
そんな言葉も数週間で無かったことになってしまうんだもの。
そうして私は、姉と距離を置くしか自分を守る方法が無いと気づいた。
たとえそれが孤独な道であったとしても。
どうしてもどうしても、悲鳴が届かないから。
「夫に離婚をしてほしいと言われている」
「自分はどうしたら・・」と悩んでいる。
「以前にも言われて、そして今『君が変わらないのならもう一緒にいるのは無理だよ』と」
相談を受けた心理学の専門の人(回答者)が「それで、今あなたはなにをするべき?」
とたずねたときに、その女性はこう言った。
「何か自分で熱中できることを、新しい何かをみつければいいんですよね。」
記憶がブツブツと途切れてしまう人がいる。
私の姉もそう。
私が「これは頑張ってもどうしてもがまんできないこと」
「お願いこれだけは守ってね」
そう伝えた言葉が数週間ぐらいしか効力が無い。
それがどんなに耐えて耐えて、もう無理だと思って『お願い』したことでも。
言い方伝え方をあれこれ悩んだあげく、意を決して話したことであっても。
私はこの女性の夫が、もう無理だ!と悲鳴を上げているのが見えた気がした。
回答者はこう答えた
「それがあなたなんです。前の晩、夫が『こうしてほしい』と言ったことが自分に都合が悪いことなら、翌朝にはもう無いことになってしまうんです」
「あなた子どものころに自分を押し殺し生きてきませんでしたか」
「自分にとって都合の悪いこと、不快なことは無かったことにしてしまう、そうやって生きてきましたよね」
それは現実逃避、解離・・・私にもわかる。
けど、人にはいろんな苦痛の回避の仕方があって、
子どもなりに別の人格を作ったり、関係のない誰かに八つ当たりしたり、自分を傷つけたり…、
不幸なことだけど、そんなふうにして人格が作られて大人になってしまう。
姉もそうだったのかもしれない。
そして妹であってもどうしても理解できないようなこんなに不可解な人格が出来上がってしまう。
私は姉に勇気を振り絞って言ったと思う。
「いままで頑張ったけど、どうしても
あなたの夫とこれ以上かかわることはできないんだよ。
電話の向こう側で声が聞こえただけで、
普段の話の中にその名前が出てくるだけで、
苦しくて吐き気がして、悪夢をみるようになってしまう。
やっと平穏な生活に戻しても、たったそれだけのことでまた台無しになってしまうんだよ。
だから、お願いだから「たったそれだけのこと」を守ってね。助けてね。」
そんな言葉も数週間で無かったことになってしまうんだもの。
そうして私は、姉と距離を置くしか自分を守る方法が無いと気づいた。
たとえそれが孤独な道であったとしても。
どうしてもどうしても、悲鳴が届かないから。