ふりかけ
新しいカウンセラーさんとはもう二回目。
若くて、かわいらしい女性で、以前の方よりちょっと頼りないような。
でも、感じの良い人で安心した。
去年の夏の事だったのか、加害者に対して自分でも不思議になった感情があった。
なぜかそのことを急に思い出して、カウンセラーさんに話してみた。
どうしても・・・な用事が何かあって、夫と私は実家に行った。
なんと加害者X氏が一人で家にいた。
姉たちの戻りを待つ間、私たちは3人で気まずい空気の中。
その時にX氏が
「ふりかけを買っておいたんだっけ。」
と言って立ち上がり、
「夏は、食欲出ないときもあるから
・・・これ。」
と、和紙の包装の高級ふりかけ錦松梅を私たちの前のテーブルに置いた。
「ああ、どうも。」と、夫と私と、どちらか忘れたけどボソッと言った。
そしてまた気まずい空気が流れるのだけど、
その時私は
自分の気持ちに、それはそれは混乱していた。
それがなぜなんだろ・・・と不思議で、カウンセラーさんに話しながら思い出してみた。
おまえ、この期に及んでふりかけかよ・・・
自分のやってきたこと解ってんのか。
そのおかげで何がどうなったかわかってて、
それで今、夏バテしないように、ご飯がたべられるように・・・ね、って。
ふりかけ・・・って?
ばかなの。
って思ったのかも。
それから
なんか・・・その「ふりかけ」ってアイテム。
X氏の手から渡された「ふりかけ」の罪のない可哀そうさと
「ふりかけ」を可哀そうにしてしまったX氏の憐れさと…。
頑張って生きてきたんだろうけど、
こんなにとんちんかんなことになってるX氏と私のことが切なくて
それで私はその時泣きそうになってた。
あれほど、
呼吸が止まるかと思うほど憎んで怒って
この手で殺してしまうことすら気持ちが悪い。
そういう人。
その人に向かって私はそのとき、何かとても予想外な感情に混乱していた。
そんなことがあったんですよ・・・って、話を終えた。
『やさしさ』じゃないですか?
moonさんの・・・
若くて優しいカウンセラーさんはそう言った。
そうですかね・・・
あいまいに笑って、でも私は少しすっきりした。
持て余してた感情を、ちょっと降ろして楽になった。
若くて、かわいらしい女性で、以前の方よりちょっと頼りないような。
でも、感じの良い人で安心した。
去年の夏の事だったのか、加害者に対して自分でも不思議になった感情があった。
なぜかそのことを急に思い出して、カウンセラーさんに話してみた。
どうしても・・・な用事が何かあって、夫と私は実家に行った。
なんと加害者X氏が一人で家にいた。
姉たちの戻りを待つ間、私たちは3人で気まずい空気の中。
その時にX氏が
「ふりかけを買っておいたんだっけ。」
と言って立ち上がり、
「夏は、食欲出ないときもあるから
・・・これ。」
と、和紙の包装の高級ふりかけ錦松梅を私たちの前のテーブルに置いた。
「ああ、どうも。」と、夫と私と、どちらか忘れたけどボソッと言った。
そしてまた気まずい空気が流れるのだけど、
その時私は
自分の気持ちに、それはそれは混乱していた。
それがなぜなんだろ・・・と不思議で、カウンセラーさんに話しながら思い出してみた。
おまえ、この期に及んでふりかけかよ・・・
自分のやってきたこと解ってんのか。
そのおかげで何がどうなったかわかってて、
それで今、夏バテしないように、ご飯がたべられるように・・・ね、って。
ふりかけ・・・って?
ばかなの。
って思ったのかも。
それから
なんか・・・その「ふりかけ」ってアイテム。
X氏の手から渡された「ふりかけ」の罪のない可哀そうさと
「ふりかけ」を可哀そうにしてしまったX氏の憐れさと…。
頑張って生きてきたんだろうけど、
こんなにとんちんかんなことになってるX氏と私のことが切なくて
それで私はその時泣きそうになってた。
あれほど、
呼吸が止まるかと思うほど憎んで怒って
この手で殺してしまうことすら気持ちが悪い。
そういう人。
その人に向かって私はそのとき、何かとても予想外な感情に混乱していた。
そんなことがあったんですよ・・・って、話を終えた。
『やさしさ』じゃないですか?
moonさんの・・・
若くて優しいカウンセラーさんはそう言った。
そうですかね・・・
あいまいに笑って、でも私は少しすっきりした。
持て余してた感情を、ちょっと降ろして楽になった。
THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |