泣いてる場合じゃ・・・
朝、通勤の電車から降りてホームから改札へ向かうとき
赤ちゃんを抱っこし、幼い男の子の手を引いて笑いながら階段を降りている若いお母さんを追い越した。
追い越す瞬間、お母さんに手をつながれて踊るように歩く男の子の
満面の笑みを見て、思わずつられてほほ笑んだ。
改札を出るとすぐに、泣いている少し大きい5歳くらいの男の子がいた。
お母さんが彼と向き合いしゃがみこんで何かを言い聞かせていた。
きっと彼の(彼にとってはとても大事な)要望が通らず、悔しくて悲しくて泣いているのだろう。
泣いたり笑ったりする子供たちを見て、ふと
私の子どものころの、泣いた記憶があまり無いことに気づく。
泣くのをこらえた記憶、
必死にごまかしている記憶
そういうのが少しある。
きっと恥ずかしかったんだろう。
泣くことよりも、なによりも自分の感情を表にストレートに出すことを
恥ずかしいと感じていた。
大人になって、今になって
映画を見ては泣き、
夫とけんかしては泣き、
音楽を聴いては泣き、
なんだか悲しいと言っては泣く。
涙が切なさや悔しさを洗い流してくれるものだと知った。
なんと便利で有難い機能なんだろうと思う。
子どものころだって泣けばよかった。
なんで大きな声で、人目をはばからず泣かなかったんだろう。
きっと、あの頃私は
泣いている場合じゃなかったんだよね。
赤ちゃんを抱っこし、幼い男の子の手を引いて笑いながら階段を降りている若いお母さんを追い越した。
追い越す瞬間、お母さんに手をつながれて踊るように歩く男の子の
満面の笑みを見て、思わずつられてほほ笑んだ。
改札を出るとすぐに、泣いている少し大きい5歳くらいの男の子がいた。
お母さんが彼と向き合いしゃがみこんで何かを言い聞かせていた。
きっと彼の(彼にとってはとても大事な)要望が通らず、悔しくて悲しくて泣いているのだろう。
泣いたり笑ったりする子供たちを見て、ふと
私の子どものころの、泣いた記憶があまり無いことに気づく。
泣くのをこらえた記憶、
必死にごまかしている記憶
そういうのが少しある。
きっと恥ずかしかったんだろう。
泣くことよりも、なによりも自分の感情を表にストレートに出すことを
恥ずかしいと感じていた。
大人になって、今になって
映画を見ては泣き、
夫とけんかしては泣き、
音楽を聴いては泣き、
なんだか悲しいと言っては泣く。
涙が切なさや悔しさを洗い流してくれるものだと知った。
なんと便利で有難い機能なんだろうと思う。
子どものころだって泣けばよかった。
なんで大きな声で、人目をはばからず泣かなかったんだろう。
きっと、あの頃私は
泣いている場合じゃなかったんだよね。
THEME:AC(アダルトチルドレン) | GENRE:心と身体 |