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moon

Author:moon
自己紹介

子どものころ性虐待を受けていました。
長い間、そのことを忘れたかのように普通に暮らしてきたのだけど、少しずつパンドラの箱を開けながら自分と向き合うことを始めています。
今はまだ途中ですが、さらに幸せになることを目指して明るい場所に向かって歩いて行こうと思っています。

はじめましてのご挨拶↓
http://moon5.blog41.fc2.com/blog-entry-185.html


私の生い立ちと長い自己紹介のサイトです。AC(アダルトチルドレン)についても試行錯誤した記録を残しています。↓
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dark side of moon

SAの後遺症、OCDと共存しながら楽しく生きようと模索中
2011年09月の記事

しまいこまれていた記憶

前々回の記事に書いたことの理由が
今、シャワーをしながら突然理解できたような気がしました。

家族に言われた
『シツコイな』
のひとことが、フラッシュバックを引き起こしたこと。

それの元になるものがなんだったのか
ふと、閃いたのでここに書いておこうと思いました。

やはりその言葉は
母に言われた言葉で…。




私はずっとずっと『良い子』で、
母のパワーゲームの武器にもなり、
母の予測不可能な喜怒哀楽にまるごと飲み込まれながら
それでも母を愛し、必要とし、守りたいと願い、
不幸な母の役に立ちたいと思ってきた。

でもあるときから、
…それは全知全能だと思っていた母を
ひとりの『人』として見ることを始めた時から
たぶん私は
私を取り巻く全ての理不尽に気づいた。
そして母の
世界中の母親の誰にも負けない深い母性だと信じていたもののほとんどが
彼女の自己愛であることに気づいた。

ひとつ気づくたびに私は
ひとつずつ寂しくなり
その孤独に耐えられず
愚かにも母にすがった。

それからの長い間
私は彼女に復習し
彼女を追い求め
自分を傷つけ
彼女にすがった。


「私を見て、ちゃんと見て、解って、本当の私を解って」


それはとても苦しくて
果てしないように感じられる戦いだったのに、
そんな私の全てを
彼女はあの言葉で振り切った。


『シツコイな』


私は自分の抱えている孤独が
どうしようもないことを思い知った。
のがれられない寂しさ
抱えていくしかない孤独
出口のない苦しみ。

私を決して理解することができない彼女。
…母。






そのことを思い出す言葉だったのでしょう。
忘れてしまうほど遠い子供の頃のことだったのに
ちゃんと心のどこかにしまいこまれていた記憶。

そういう、悲しい記憶も全て抱えて
現在の私は生きているのです。

そのことを再認識した夜です。





THEME:■アダルトチルドレン(AC)■ | GENRE:心と身体 |