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moon

Author:moon
自己紹介

子どものころ性虐待を受けていました。
長い間、そのことを忘れたかのように普通に暮らしてきたのだけど、少しずつパンドラの箱を開けながら自分と向き合うことを始めています。
今はまだ途中ですが、さらに幸せになることを目指して明るい場所に向かって歩いて行こうと思っています。

はじめましてのご挨拶↓
http://moon5.blog41.fc2.com/blog-entry-185.html


私の生い立ちと長い自己紹介のサイトです。AC(アダルトチルドレン)についても試行錯誤した記録を残しています。↓
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dark side of moon

SAの後遺症、OCDと共存しながら楽しく生きようと模索中
2010年03月の記事

古いフロッピーディスク

昔のメールなんて読み返すもんじゃないですね。
昨日、古いフロッピーが出てきて、何が入っているのかと興味半分で中を見たら、古いメールの受信送信記録と、添付したjpgファイルが入ってた。
懐しくて読み返していたら、メールの殆どはパートナーと私のやりとりで、幸せな言葉半分に悲しい言葉半分。
幸せな言葉の裏側に、悲しい現実が半分。

いつもそうなんだけれど、私はつらい気持ちがワンテンポ遅れてやってくるのです。
メールを懐かしんでいるときは良かったけれど、あとになってどんどんと憂鬱の波が押し寄せてきました。
小さいけれど、津波です。
小さいけれど力強い…油断のならない津波という感じです。


「昔のメールなんて読み返すもんじゃない」
メールだけじゃなくて、昔のものはすべて、危険なのだと思い出した。
人間は過去のことを美しい記憶にして保存したがるみたいで、つらかったことだって日薬で薄れ、それほどでもなかったように記憶していたりする。
だから生きて行けるのだと、事あるごとに気づきます。

だけど、手紙や写真や場所…「形」として残っているそれらのものは、決して記憶が優しく姿を変えたりしていないありのままの姿で容赦なく存在し、過去の苦痛をそのままの形で突きつけてくる。
それをうっかり忘れてしまう。
その忘れる力も、生きるために必要な力です。
そういうものだから、過去の遺物には、本当に気をつけなきゃいけません。
THEME:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 10(last)

性暴力は特別な場所で起きる特殊なことではなく、日常の至る所にはびこっていて、けれど潜伏しているだけだということを多くの人に理解して欲しいと思い、この映画をここに貼りました。




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全部で10話にわかれています。少し長いですが
是非少しずつでも 1話からごらんください
           ↓
 http://moon5.blog41.fc2.com/blog-entry-151.html
THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 9

THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 8

THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 7

THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 6

THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 5



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THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 4

THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 3


THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 2

THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

Deliver us from Evil 1

こんなドキュメンタリーがあります。全10話に分かれている長いものですが、
性暴力について、淡々と真実を記録したものです。
SA被害者の方は、フラッシュバックに気をつけて見ていただければと思います。
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THEME:近親者による性虐待からの快復 | GENRE:心と身体 |

電車の中の出来事

今日電車の中にサラリーマン風の60歳前後の男性がいた。
調度私が乗車したとき、その人は突然異常な速さで今立っていた場所から向かい側の端の席まで移動した。
数人の乗客が驚いたように目で追っていたのだけど、私にはまだ状況が飲み込めずにいた。

すぐにその人の声が…それもかなり大きな通る声が聞こえてきた。
なにか話している。

誰と話しているのだろう。何を言ってるのだろう。
聞き取りにくかったけれど、声が荒々しかった。

気になって集中してみると
「君たち…」
「あさましい日本人…」
「一線を隔した…」
「神が…」

というような言葉が切れ切れに聞えてくる。
言葉ははっきりとしないけれど声は大きい。
車内には、少しだけ緊張感と警戒の空気が漂っている。

次の駅に停車し、私は空いた席に座ると、その男性との距離が縮まってもう少し話している言葉が良く聞えるようになった。
やはり誰に話しているのでもない。
ほとんど絶え間なく一人でしゃべり続けている。

今度は「所得が」どうのこうのと…景気の愚痴かな…と思っていたら
次にはっきりと
「神に見捨てられた男と乞食でも何でもすればいい!!」
とはき捨てるように言った。

そして、男性は次の駅で降りて行くとき斜め後ろを振りかえった。
そのとき初めてはっきりと顔が見えた。
険しい表情の中に、戸惑うような泳ぐような視線。
統合失調症だろうか…。

所得か~、みんな厳しいよなぁこの景気で…。
などと考えていたら、
突然悲しくなった。
胸が苦しくなるほどいたたまれない悲しさが襲ってきた。
涙が出そうになって、次の駅で下車し
とりあえず落ち着こうとスターバックスに入った。

椅子に座って涙をこらえていた。
深呼吸をした。
何度も繰り返した。
男性が振り向いたときの顔が、脳裏に焼きついている。
そしてずっとさっきからその目がこちらを見ている気がしていた。
私の記憶の中のその目は、どんどん深い悲しみの色に占領されて
最後に聞いたあのはき捨てるような言葉とともに
私の頭の中で何度も再上映された。

しばらく休んで
少し気持ちを落ち着けてからまた電車に乗って帰路に着いた。

今日はそんなことがあった。
凄く疲れた。
朝から暖かい春爛漫の陽気で、気持ちが不安定になっていたかもしれない。
金曜日で、少し疲れていたかもしれない。
感情のアンテナがむき出しになって少しの風でノイズが入るような感じになっていた。

疲れた。
おやすみなさい。



THEME:病気と付き合いながらの生活 | GENRE:心と身体 |

自殺を思いとどまらせるもの

3月になりました。
この月は自殺者が特に多い時期なので「自殺対策強化月間」なのだそうです。
鬱病を経験した人は自殺を考えたことがある人が多いと思う。
それぞれ、思いとどまった理由は様々だと思いますが、私を自殺からガードしてくれているのは一言で言ってしまえば広い意味での宗教観です。
といっても、特定の宗教や宗派を信仰しているわけでは全くありません。
少しだけキリスト教の学校にいた事がありますが、(キリスト教では自殺を罪悪としていますが)それはあまり私に大きな影響を与えませんでした。
むしろ私が信じるのは仏教に近い考え方だと思います。

何故だか、無条件に輪廻転生を信じているんです。
そして、自殺をしたら、次の人生でまた同じことをいちからやり直さなきゃならないと思っているんです。
理由を聞かれても自分でも解らないのですが、とにかく頭から…理屈じゃない部分で確信しているんです。

やり直しなんて、これまでの苦労が水の泡…どうせ自殺するなら子どもの頃にしておけばよかった。
今からじゃ損しちゃう…つまらない。
また最初からなんてもう耐えられない…。

そう思うんです。

今のように落ち着いた生活が出来るようになる前は、とにかく早く人生を終わりにしたかったし、もう二度と生まれ変わらないで済むなら、今生ですべての課せられた障害を乗り越えて…それが人の何倍つらくても何もかもを終わりにしたいと思っていました。
不思議なことにそんな時期には鬱病にならないんですね。

そして…
鬱病を発症して自殺願望に襲われた時も、あと一日生きてみよう、あと一時間とりあえず死ぬのは待ってみよう…そう思いながら頭の片隅にはいつも、今までの人生をもう一回繰り返す恐怖感がブレーキをかけていました。

何故自分が根拠のないこのような確信を持っているのかはわからない。
なにか目に見えない力が私を守ってくれているのかもしれません。

THEME:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス | GENRE:心と身体 |