SAの後遺症、OCDと共存しながら楽しく生きようと模索中
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18:00:21
Xの私へ向けた微笑みが
固くなった私の身体に届いて
空しく跳ね返っていった。

それほど悲しい光景なのに
Xのこころは
みじんも動かないふうだった。

例えば
他人の涙が決して染み込んでこない心とか
他人の痛みをイメージすることのない欠落した想像力とか
他人の視線が突き刺さらない強い肌とか
…そういうものを持った人のことを
「無邪気」というのか?

そうなんだろうか?

光を求めて火の中に飛び込んでしまう虫を
愚かで切ないと思うのと同じ気持ちで

私はXの姿を見ながら
涙が出そうになった。

そうして
家に向かう道を歩きながら
あの人はあの人の幸せを
育ててくれれば良いんだ
それでいいんだと
初めて思った。


2007/08/05
22:56:50
彼の本棚に、ある本の名前を見つけたとき、
初めて見るそのタイトルに
私は理屈じゃなく怯えた。

悪魔が十字架を見たときのように
魔物が護符を見たときのように

私の身体の中の魔物は
彼に成敗される恐怖で震えていたようだ。


それはある高名な精神科医の書いた日本人論で
この国の精神構造を「甘え」をキーワードに分析した
その頃の話題の本だった。

それが多分
私達の小さな方向転換と
それにつづく第一歩だった。

私が彼から遠ざかりたいと願う理性と
寄り添いたいと切望する感情に
心を引き裂くようになる第一歩だった。

彼は自分と自分の周囲の依存的な甘えを排除し
シンプルになる作業を始め
ストイックになるあまりに自分を追いつめていた。
私はそんな彼についていこうとして強引に自分の心を封じ
結果、余計に彼にしがみついた。

でも、

きっと私達は同じ事をしていたんだ。
同じ意味のことを。

私の敵は彼ではなくて、
私と彼の共通の敵がいただけだった。

ただ、

彼はその事に気づいていて、
私はその事に気づいていなかった。


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