SAの後遺症、OCDと共存しながら楽しく生きようと模索中
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22:26:50
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2011/02/08
22:12:30
ソファーでいつの間にか寝てしまった。
目が覚めたら静かな家の中はもう暗くなっていて、
一体今何時頃なんだろう…とまだ眠い頭の中でぼんやりと考えた。
ああ、洗濯物を取り込んでいなかった
…今日は雪がふるかも知れないと天気予報で聞いたのに
大丈夫かな…、起きなくちゃ…。
そう思いながら、また少しうとうとしてしまったのだろう。


夢の中で私は洗濯物を取り込みにベランダに出た。
少し雪がちらつき始めている。
抱えきれない少し湿った洗濯物を両手にいっぱい持って
部屋に運んでいるとお手伝いさんが手を貸してくれた。
すれ違ったとき、彼女のにおいがした。

足が悪い彼女は、ちょっともたもたしていて
急いでいる私は、…やれやれ、と思いながら
いつものように気持ちだけは有り難く思って苦笑した。
でも嬉しかった。
なんだかあたたかい気持ちになっていた。



目が覚めて、
彼女は今頃どうしているんだろう…とぼんやり考えていた。
まだ彼女のにおいがする。

そうだ、昔
私がこうして眠ってしまい目を覚ますと薄暗くなっていたとき
いつも無性に寂しくなって世界にひとり取り残されたような
気持ちになったとき
台所から彼女の物音がしてきたんだ。
そしてなにかご飯のおかずを作るにおいとか
ごそごそとゆっくり動きまわる彼女特有の気配に
私はいつも、
ああ大丈夫…私はひとり取り残されてなんかいない。
そう思って安心したんだ。

いつもそばにいてくれたのは彼女だった。
何か優しい言葉をかけてくれるわけでもなく
何か私を咎めるわけでもなく
ただいつもそこに
彼女がいてくれた。

ゆっくりとした時間の流れの中で
彼女のたてる物音と
私。

私たち。

私たちはいつも二人だった。

どうしているんだろう。
時々思い出す。
もう亡くなってしまったろうか。

彼女は今でも私を思い出してくれることがあって
そんな時にこうして夢に出てきてくれるのか。
そうだといいな。
私は一人ぼっちで取り残されたわけじゃない。
いまでもそう思えるから。



2007/08/05
22:56:50
彼の本棚に、ある本の名前を見つけたとき、
初めて見るそのタイトルに
私は理屈じゃなく怯えた。

悪魔が十字架を見たときのように
魔物が護符を見たときのように

私の身体の中の魔物は
彼に成敗される恐怖で震えていたようだ。


それはある高名な精神科医の書いた日本人論で
この国の精神構造を「甘え」をキーワードに分析した
その頃の話題の本だった。

それが多分
私達の小さな方向転換と
それにつづく第一歩だった。

私が彼から遠ざかりたいと願う理性と
寄り添いたいと切望する感情に
心を引き裂くようになる第一歩だった。

彼は自分と自分の周囲の依存的な甘えを排除し
シンプルになる作業を始め
ストイックになるあまりに自分を追いつめていた。
私はそんな彼についていこうとして強引に自分の心を封じ
結果、余計に彼にしがみついた。

でも、

きっと私達は同じ事をしていたんだ。
同じ意味のことを。

私の敵は彼ではなくて、
私と彼の共通の敵がいただけだった。

ただ、

彼はその事に気づいていて、
私はその事に気づいていなかった。


2007/02/08
23:59:18
いつも黙って聞いていた
意味のわからない言葉も色々あったけど
それは空想で補った

いつも黙って見ていた
人がこんな表情をするときはこういう気持ちなんだ
というようなことを覚えた

時々どうしても必要なことだけ
声を出して言ってみた
かぼそい声だったから
何度目かにやっと誰かが気づいた

一斉にみんなが私を見て
私の次の言葉に耳を澄ました

体がすくんで
消えてしまいたかった

私を放って置いて
ここにいないかのように
私を見ず
私を聞かず
私に気づかず

その願いが叶って
私は気配を消す特技を
身につけました

2006/11/12
14:20:27
ハルちゃんは家の前で男の人と話していた。
私は退屈して、
その男の人が乗ってきたバイクに
よじのぼってまたがってみた。

そのとき
バランスが崩れて
バイクはハルちゃんの側に倒れ
ハルちゃんの膝のあたりにぶつかった

「大丈夫?」
ハルちゃんは膝を押さえながら
とても痛そうにしていた。
「うん。」

男の人が帰ったあと
ハルちゃんと二人きりの家の中で
私は恐くてたまらなかった。
ハルちゃんに
怪我をさせてしまった。

女中部屋に閉じこもったハルちゃんに
声をかけた。
「ハルちゃん。」
返事は
ハルちゃんのうめき声ばかり。

どうしよう。
私があんなことをしなければ。
もっと行儀良く待っていれば。

「ズボンが破けて、肉がめくれて骨が出てる。」
ハルちゃんはうめきながらそう言った。
私は部屋をのぞいて
「見せて。」といったけど
ハルちゃんは入れてくれない。

大変なことを
しちゃった…。

その翌日から
ハルちゃんは言い始めた。
「隣のアパートの住人がみんな、私の悪口を言ってる。」

そして、ハルちゃんは家からいなくなった。

大人が
ハルちゃんの傷はかすり傷で、精神病院に行った
と話していた。

電気もつけず薄暗くなった部屋で
うずくまる最後に見たハルちゃんの後ろ姿が
私の頭から消えない。

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